介護業界で長く活躍するためには、常にキャリアアップを目指す姿勢が重要である。キャリアアップすることでやりがいを見い出せるだけでなく、その頑張りが収入にも反映されてくるからだ。

特に子育て世代の人の場合、収入アップを目指してキャリアアップしたいと考える人が多い。キャリアアップする上でまず重要なことは、自分の専門性を磨くことである。

ライフサイクルに合わせて仕事をするためには、どんな職場でも活かせる専門性が必要だ。専門性というと資格を思い浮かべるが、資格を取ったからといってすぐに専門性が身につくわけではない。しかも介護の現場では同じ資格を持った仲間がたくさんいるため、資格だけでは専門性が身についたとはいえない。

そこで人とは異なる自分の強みは何かを考えることが、専門性を身につける第一歩となる。それには仕事を通じて、自分の得意分野を見つけ、次にチャレンジしたい職種を探すと良いとされている。その努力が専門性を作っていくのだ。

また、どこの職場でも必要不可欠なのがチームワークだ。自分が担当する業務が、チームの中でどのような役割を果たしているかをまず把握する必要がある。そしてその仕事に責任を持つと同時に、他のメンバーがどのような仕事をしているか常に観察しなければならない。

それがチームワークに励むということであり、もし誰かが休まざるを得ない場合でも、互いにフォローすることが可能となる。人をフォローできる自分になれば、おのずと現場で重宝され、それが評価にも繋がるだろう。さらに、チームワークが成功している職場ほど、やりがいを感じることができ、長く仕事を続けることができるため、チームを意識することはメリットしかないといえる。

このように、キャリアアップを成功させるためには、色々な視点が必要になってくる。資格を取るのもキャリアアップに役立つが、その後、同じ資格を持った人たちはどんどん出てくる。そんな中で上を目指すのなら、自分の強みをしっかり発揮することが大切である。もし、介護業界に長く身をおき、介護のスペシャリストとして第一線で活躍したいのであれば、介護現場でキャリアを磨く方法をしっかり把握しておくことが大切だ。